あれから幾つの季節が巡っただろう
数えるのも馬鹿らしくなるほどに
君を想い続ける僕がいる

僕は僕のペースで前に進めばいい
呟いた言葉は 言い訳にすぎない

ねえ 会いたいよ
街中を走り回っては
絶望とでも呼べそうな気持ちに陥る
まだ 終われない
記憶の中 君が笑うから
思い出なんて言えないよ 認めたくないの


もうすぐ時計が3時をまわろうとする
君がいない夜はとても長くて
独り布団の中で震えてた

僕は僕のペースで忘れていけばいい
そう言い聞かせては また枕を濡らす

ねえ 会いたいよ
この寂しさ 抱えきれなくて
今日は君とよく似てる 人を見つけたの
でも 駄目だった
誰も彼も君の代わりには
ならないことをわかってる わかっているのに

本当は君の居場所もわかってて
何度も行こうと思ったんだ
だけどお店で花束を買うたびに
家のごみ箱に捨ててしまう

ねえ 会いたいよ
空と街が よく見える場所
綺麗な石の下に今 眠っていること
ねえ 知ってたよ
だけど僕が 望んでいたのは
君に今すぐ会えること 笑いあえること

ねえ あいたいよ
ねえ わらってよ





          10.02.14
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