冷たい風が喉を潰す
叫びをあげて崩れる心
思い出という硬い鎖
解けることなく締めつけてくる

雪解け道を走って転んで
追いつきたくて両手伸ばした
ぐちゃぐちゃの道に涙が落ちて
もうすぐ季節が変わる

ふわり　ふわり
わたげが飛んでる
旅立ちの時だからきっと
くるり　くるり
かざぐるま回り
止め処なく流れてく時
僕だけが置いてきぼり


小さな花が広がっていく
命の芽吹き　どこからくるの？
想い出の中　君が笑う
僕の心には花が咲けない

桜並木を走って追いかけ
流れてく時を全て越えてく
逢いたい想い　先走っている
サヨナラなんて言えない

ゆらり　ゆらり
かげろうゆらいだ
もしもまた会えたならきっと
ひらり　ひらり
花びらの中で
この時間止めてみたい
永遠を信じたくて


逢いたい想い　先走っている
心が愛を叫んだ

きらり　きらり
彼方に見つけた
やっと君に逢えたからぎゅっと
くらり　くらり
君の腕の中で
この時間止めてみたい
永遠はここにあるよ





←　　　　　　　　　　07.03.10